『開墾2』vol_38
どうも! | 竹を山積みにして茶畑を疾走する軽トラ |
■開墾2 |
赤く囲んだところが、今回開墾する場所。黄色丸は竹を積んだ軽トラと中村さん。 右手前に見えるのは、去年植えたばかりのお茶の苗。 |
来年の春に向けて、進めている新しい茶畑作りですが、 今回は、暗きょが完成し、天地返しも終了しました。 前回の模様はコチラ(vol36 開墾 12/14発行) が、しかーし、実は問題が発生してしまったのです! その問題とは・・・といきたいんですが、とりあえず 状況を説明しないと、「なにが問題なのか?」が 分からないと思いますので、 いつもながら、セツメイといってみましょう♪ | 天地返しをおこなうユンボ 運転手は近所の農家の西山ひさかずさん |
竹を敷きつめる前の暗きょ 黒い管は、塩ビの繊維でできている | 今回の作業は、暗きょ作りの続きと、天地返しです。 暗きょ(あんきょ)とは、「排水やかんがいために 地下に設けた溝」(辞書より)のことで、 茶畑の地下には、排水のための暗きょを作るのです。 なので、茶の木を植える前に、茶畑の中央に溝を掘り、 暗きょをつくります。 掘った溝には、塩化ビニルの繊維でできた管を入れます。 写真の黒い管が、その塩ビの管なのですが、 こいつがなかなかスグレモノです。 繊維でできている管なので、 地上に放置しておいても中に水がたまらず、 地中に敷設すると、管のどこからでも水を管の中に 集めることができるのです。 |
塩ビの管を敷設したら、その周りに 竹をめいっぱい敷きつめます。 (この竹は、近所の方の竹林からもらったものです。) 竹を周りに敷きつめる理由は、塩ビの管の中に 土が入って詰まってしまうのを防ぐためです。 竹を敷きつめ終わったら、上から土をかけて埋め戻します。 これで暗きょは完成です。 | 働き者のワイルドマン脇田サン 乾燥しているとはいえケッコウ重い。 |
本管の周りに竹を敷きつめる 竹の上には、空の肥料袋を敷き、埋め戻す | そして、次に「天地返し」です。 この作業は、茶畑にする土地を1mくらいの深さで 掘り返して、土をゆるめる作業のことです。 普通の畑でも春になったら土を耕すように 苗を植える前に茶畑を耕すようなもんです。 といっても、畑を耕すより、もっと大胆に豪快にやるので 大型のユンボを使って、表面に生えた雑草ごと がんがん掘り返してゆきます。 さぁて、暗きょ作りと天地返しのセツメイは、 これで終わりです。 それでは、いよいよ冒頭の問題に戻ってみましょう。 暗きょを掘っているときから、懸念されていたのですが、 天地返しを行なって、その問題は、はっきりしました。 |
その問題とは、この畑の土質は、粘土質が多すぎ、 「このままお茶の苗を植えるには適さない」という 問題です。 お茶の木は、ある程度水はけのよい地質を好みます。 なので、このまま来年の春に苗を植えると、 あまりよくないと判断しました。 とりあえず、来年一年は、このままにしておいて、 暗きょの排水などにより、どのくらい地質が変化するか 様子をみることになりました。 この場所が茶畑として生まれ変わるには、 早くとも4~5年必要でしたが、 さらにもう一年土を乾燥させる時間が必要になりました。 なんとも気の長い話ですよね。 (まぁこれくらいは、けっこう普通の話なんですけどね。) | 天地返しの結果、 粘土質が多すぎることが判明。 このままでは、新たに苗を植えられないので 来年一年は、土を乾燥させることになった。 |
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■お客様の声 |
どうも~! お客様の声のコーナーですよ~♪ さ~て、今回は、熱烈なメルマガ読者であるR.Iさまからのメールです。
「なんちゅう、ベタ褒めなメールなんやろか」と思いつつ、 気持ちよくなっていたのですが、最後まで読んで 相互広告の依頼だったとは、びっくりしました。 あやうく褒めごろされるところでした♪ 思わず気持ちよくなってしまいましたが、 ちなみにメルマガは、ヒロが一人で書いてるわけではありません。 そして、「ヒロに、にじみ出るほど知識や教養があるのか?」と 訊かれると、これまたアヤシイところなんですな、コレが(笑)。 そんなハナシは置いといて、 うちの商品も 「百聞より一食!手作り職人の味・試食会通信」で 取上げていただける(?)とのことですので、 僕もとりあえず個人的に読者登録してみました。 僕たちもこの一年、【おぶぶNEWS】やネットショップを通して 多くの方と新しく知り合うことができました。 R.Iさまもメルマガを通してきっとたくさんの方と お知り合いになるのでしょうね! 僕たちもはじめは恐る恐るでしたが、 気持ちがあれば、何だってできますよ♪ 応援してます! てな感じで、楽しい宣伝広告なんかもOKですので、 ガンガンお便りくださいね~♪ ご意見・ご感想は、コチラまで↓ info@obubu.com |
■ぶぶづけ食べや~♪ |
ヒゲを剃ったワイルドマン脇田サン かんなり男前に撮れてると思いません♪ | 実際に畑を開くところから、お茶ができるまでを おぶぶNEWSの長期シリーズモノにしようと 思っていました。 しかし、いきなり1年間乾燥の時間という 変化の少ない展開になってしまいました。 (さすがに、月一回ペースで土の乾燥の状況を お伝えしても面白くないですよね?) 自然相手の商売なので、 なかなか思ったふうにはいきませんね。 さぁて、『開墾』に代わる 来年からの新シリーズを考えないと♪ |
ご意見ご感想お待ちしております。 お茶作りに命をかけたおかげで、 パソコンには詳しくない人たちの集まりとなってしまいました。 つたない対応しかできない部分もででくると思いますが、 なにとぞ、あたたかなまなざしで見守ってやってください。 |
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