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『研修旅行(上)』vol_46









【おぶぶNEWS】の発行部数が1万部を突破しました!

Vol.46 2005年 3月1日発行


おぶぶ.com












どうも!
寒い日と暖かい日が交互に訪れていますが、
風邪など引いておられないでしょうか?

今週の【おぶぶNEWS】は、
静岡県の中川根町へ研修旅行に行って来ました。

中川根町は、和束町と同じく中山間地(ちゅうさんかんち)
でお茶を作っている町です。

1泊2日の旅でしたが、新しい発見や学ぶことだらけの
研修旅行でした。

内容タップリなので、今週と来週に分けて、
研修旅行での内容を特集しますね♪

それでは、
    今週も元気に【おぶぶNEWS】といってみましょう!


総勢14人。バスで静岡まで移動
思わず、修学旅行を思い出しました。










■研修旅行(上)








先日、静岡県にある中川根町という、
高級静岡茶の産地に研修旅行に行って来ました。

中川根町は、和束町と似た中山間地(ちゅうさんかんち)
にあるお茶産地で、高級静岡茶の産地として有名です。

以前、ヒロが講演会に招かれたのもこの中川根町でした。
     【おぶぶNEWS】
vol.22 2004/9/4 山のお茶大研究会


研修所にて
中川根町のお茶作りにみんな興味津々










整然と並ぶ焙炉(ほいろ)
この台(ほいろ)を使って、
伝統的な手もみのお茶を作る。

中川根町では、茶畑、製茶工場、肥料工場などなどを
見せてもらい、とても刺激になりました。

見せていただいた内容を
皆さまにもどーんと紹介したいのですが、
今週号だけでは、とっても紹介しきません。

なので、今週は中川根町の茶畑を中心に、
来週は肥料工場などを中心にお送りしますね♪

まず、中川根町について、かるく紹介します。

中川根町は静岡県の中央部、大井川のほとりにあり、
和束町とよく似た町の性格を持っています。

以下にあげるデータは、和束町とほぼ同様です。

「人口:約6000人」、
「町の面積の8割以上が山林」、
「総世帯の約半数が農業にたずさわり」、
「耕地面積の9割以上が茶畑」

という感じで、ざくっとまとめると、どちらも
「山間地にあるお茶作り中心の町」となります。









今回の研修では、中川根町の施設を中心に
見せていただきました。

まず、茶畑で興味を引いたのは、中川根町のお茶の木の
育て方についてです。

お茶の木の育て方には、大きく分けて2つあります。

それは、「芽重型(がじゅうがた)」と、
「芽数型(がすうがた)」と呼んで区別しています。

「芽重型(がじゅうがた)」は、収穫する新芽の数を減らし、
少ない新芽をある程度育てて収穫するやり方です。

「芽数型(がすうがた)」は、新芽の数は減らさず、
芽の小さなうちに収穫するやり方です。


中川根町の茶畑にて
「芽重型」か「芽数型」かの違いは、
茶畑を見ると分かる。









製茶工場にて
中川根町の職員の方の説明に聞きいる
かなり、大まかな言い方になりますが、
中川根町の煎茶は、「芽重型」で、
和束町の煎茶は、「芽数型」という傾向があるようです。

さて、「芽重型」と「芽数型」、どちらがいいのでしょうか!?

理想は、一本の木にできる新芽の数を減らし(芽重型)、
新芽の小さなうちに収穫する(芽数型)やり方です。

しかし、それを追求すると、収穫量が減ってしまうので、
一つ一つの芽に重点を置くか?=「芽重型」、
新芽の小さなうちに収穫するか?= 「芽数型」
というように、分かれるのです。

ちなみに僕たちも、碾茶(てんちゃ:抹茶の原料茶葉)を
作る茶畑では、「芽重型」で栽培しています。

(僕たちの場合、碾茶は、新芽の数を減らし、
ある程度大きくしてから、収穫するためです。)









中川根町の茶畑の様子
乗用の茶刈機で収穫するため、茶園が四角く仕上げられている。








上の写真は、中川根町の茶畑の様子ですが、
いつもご紹介している茶畑とは、なんだか見た目が
ちがって四角い感じするでしょう!?

平らな土地だ!というのが、そもそも違うのですが、
刈揃えられたお茶の木の形もちがっていますよね♪

通称「3000R(さんぜんあーる)」と呼んでいるのですが、
茶園の上面が、通常よりもゆるい円形に
刈揃えられているのです。
(上面の円形が、3000R(半径3mの円周)なのでこう呼ぶ。)

この茶畑は、中川根町の施設なのですが、
平坦な茶畑なので、ここでは右の写真にある
乗用の茶刈機で収穫するのです。


乗用の茶刈機

急斜面では使用できないが、能力は高い。








和束町でも乗用の茶刈機を使っていますが、
この機械は、とっても高価な上、急傾斜地では
使用できないので、僕たちは持っていません。

今回は見ることができませんでしたが、
中川根町でも一般的な農家さんでは、今のところは、
通常の茶刈機を使うケースのほうが多いと思われます。

しかし、高齢化、省力化が進む茶畑の現状からすると、
機械の性能が向上して、急傾斜地でも使えるようになり、
価格も安くなれば、一般的な機械になると思います。


通常の茶刈機
急斜面でも使用可能だが、
2人組での作業なので、
効率面では、乗用の茶刈機には劣る。









見よ!これが、最新鋭の防霜ファンだっ♪
左のちびっこいのが最新の防霜ファン、
右奥に見えるのが通常の防霜ファン。

と、かなり長~くなってきましたが、どんどんいきますね♪

左の写真にあるふたつの防霜(ぼうそう)ファン。
背の高いほうが、昔からある防霜ファンで、
ちびっこいほうは、最新鋭の防霜ファンです。

乗用の茶刈機を使う茶畑の為に開発された防霜ファンで
なんと、携帯電話のアンテナのように、伸び縮みができ、
最小にすると、茶畑よりも背が低くなるのです!

乗用の茶刈機での収穫の邪魔にならないように
茶畑の中に収納できてしまうとのこと!?

びっくり仰天ですよね!









さらにさらに、この太陽電池付きの電信柱のようなもの。

これは、太陽電池で電力を生み出して、集蛾灯を点灯し、
茶の木につく害虫を駆除するポールなのです!

すんごいことになっています♪

とりあえず、現在のところ、中川根町の施設でしか
見ることができませんでしたが、いずれ一般の農家にも
普及するのかもしれません。

と、まぁ!驚きと発見の連続が続いておりますが、
今週はここまでにしましょう!

来週は、肥料工場などを中心にお送りしますね♪
おたのしみに!!


この太陽電池付きの機械も最新鋭!
太陽電池で集蛾灯を光らせ、
害虫を駆除するマシンです。











■お客様の声








どうも~!

お客様の声のコーナーですよ~♪

東京都のHさまよりのメールです。














楽しみに待っていましたお茶、26日午後到着しました。

さっそく主人と二人で飲みました。

色がとてもきれいに出て素直なお茶の香りがして、
三杯も飲んでしまいました。

三杯めまでちゃんとお茶の味がしました。

この値段でこの香りと味とても気にいりました。
玄米茶、ほうじ茶も楽しみです。



ありがとうございます!

そうなんですよね~。

値段のつけ方は、ホントに気を使います。

(原価に限りなく近づける努力をしていますが、
いろいろとかかる経費をきちんと考えておかないと、
まとめて計算してみたら、「赤字じゃあぁぁぁ~(泣)」なんて、
こともあり、なかなかむつかしいところです。)

なので、味のちがいの分かる方にこういった評価をいただくと
「よかったぁ~。」と胸をなでおろしたくなります。

Hさま、ほうじ茶、玄米茶の評価のほうもよろしくお願いいたします。
待ってま~す♪(ドキドキ)

ご意見・ご感想は、コチラまで↓

info@obubu.com











■ぶぶづけ食べや~♪





















雪化粧の富士山
肥料工場の窓からの風景です。
さすが静岡県ですよね♪
充実の研修旅行でした♪
と、ひとり悦にはいっておりますが、
皆さまが読んで面白がってくれるのか!?
とっても不安です。(しかもやたら長いし・・・。)

来週も静岡県中川根町よりお送りします。

最後に連れて行って頂いた肥料工場の窓から撮った
とってもきれいな富士山の写真です。

富士山は、いいですね♪
大きくて、どっしりしていて・・・。

この山を見ながら、毎日農作業にいそしむ
中川根町のみなさんの姿を想像していたら、
ちょっとうらやましい気がしました。

ご意見ご感想お待ちしております。





お茶作りに命をかけたおかげで、

パソコンには詳しくない人たちの集まりとなってしまいました。



つたない対応しかできない部分もででくると思いますが、

なにとぞ、あたたかなまなざしで見守ってやってください。









■プレゼント当選者発表







2/27(日)締め切りのおぶぶなプレゼントの当選者を発表いたします。

■現金1万円の当選者は、
滋賀県 上野さま

■『ほうじ茶(浅炒り)』の当選者は、
静岡県 渡辺さま
埼玉県 川島さま
奈良県 永尾さま
  に決定しました。おめでとうございます!

当選者の皆様には、のちほど、当選メールを送信いたしますので、
そちらをご確認ください。たくさんのご応募ありがとうございました。









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■配信停止

配信停止をご希望される方は、以下のページよりお願いいたします。



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          まぐまぐ以外の方(2004年10月18日以前に登録の方)→こちら



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「配信停止希望」とご記入の上、ご返信ください。(news@obubu.com宛となります)

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・発行責任者:あっきーこと喜多章浩(きたあきひろ)


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