この日は、ブダペストにあるティーハウスHANAMIにて、お茶セミナーをさせていただきました。
この日集まってくださったのは、ここHANAMIの常連さんたち。(茶畑オーナーであり、友人でもあるアンブラスさんももちろんHANAMIの常連のおひとりです。)
▼ブダペストの本格的なティーハウス
>HANAMI
なのでお茶が大好きな人達ばかりでした。
それだけにかなり専門的な質問も飛び出し、楽しさ倍増でした。
ハンガリーの人たちは、英語が話せる人が多いですが、それでも母国語はハンガリー語。
今回、アンブラスさんが英語、日本語、ハンガリー語の3ヶ国語ができ、同時通訳してくれたおかげで、たくさんのことを伝えることができました。
言語を必要としない文化的な交流(たとえば日本茶を飲んでもらうこと)には、もともと言葉の壁がありません。
でも言葉のほうが簡単に説明できることや言葉でないと説明できないことを伝えようとするとき、「言葉の壁」が厳全と立ちはだかります。
日本茶の魅力を世界へ伝えようとするとき、言葉の壁は乗り越えなければならない課題の一つだと思います。
それをどのようにして乗り越えてゆくのか?
これは大変大きなテーマだと思います。
たとえば、英語の文化で育っていない日本人が英語を勉強して、たとえばTOEICで満点を取ったとしても、それだけで英語のマーケティングの仕事ができるか?と言ったら、それはむつかしいと思います。(もちろんコミュニケーションするために語学(特に英語)は欠かせませんが。
言葉は文化と直結してるので、その文化の部分をどれだけ理解しているか?ということも非常に大事です。
今ある文化、過去の文化(いわゆる伝統みたいな)は、学ぶことができます。
でもこれから作ってゆく文化(伝統と革新でいえば革の部分?)には、その国の文化をどれだけ深く理解しているか?ということが非常に重要です。
なので外国人(この場合は、おぶぶ)だけで、例えばハンガリーに日本茶を広めてゆこうというのは、非常にむつかしいわけで、その国の文化に精通した人とともに伝えてゆく必要があると思います。
そこにはその国に合ったカスタマイズ(ローカライズ)が必要でしょうし、その上でこちらから持っていたもの(この場合、日本茶とかその楽しみ方とか、簡単に言えば伝統?)をどのように革新して、カッコいいものにしてゆくか?(かっこよくないとだれも見向きもしてもらえない。。。)が、大事なんだと思います。
このテーマは、なかなかに難しいので、まだ結論が出せていないので、この辺で。。。。
とにもかくにも文化と芸術の街、ブダペストで本当に素晴らしいティーパーティーをさせていただきました。
きょうの日のアレンジメント、通訳、アテンドなど全ての準備をしてくださったアンブラスさん、お店のオーナーのピーターさん、ゾリさん、そして参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
また会える日を楽しみにしておりますね。
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