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荒茶

荒茶(あらちゃ)だから、おいしい!

おぶぶのお茶はすべて荒茶(あらちゃ)!
だから、おいしいのです♪


飲み終わったあとの茶がらの写真

荒茶(あらちゃ)とは、茶畑でとれたままの茶葉のこと

荒茶(あらちゃ)・・・。

「こんなコトバ聞いたことがない!」という方も多いのではないでしょうか? 荒茶(あらちゃ)とは、なにか?

荒茶(あらちゃ)とは、 茶畑でとれたままのお茶のことです。


おぶぶの煎茶は、すべて荒茶(あらちゃ)

といっても、
花びんの花が、そのままでは、しおれて枯れてしまうように、収穫したお茶の葉もそのままでは、酸化がすすみ、すがすがしい香りもみずみずしい緑色も失われてしまいます。

そのため、収穫した生葉は、その日のうちに製茶工場に運び、蒸して 揉んで 乾燥させ、茶葉の酸化をとめるのです。

このように収穫、製茶しただけの茶葉を荒茶(あらちゃ)と呼びます。


晴れ渡る空の下の茶畑

できあがった荒茶(あらちゃ)は、相場を通じて、お茶問屋さんのもとへ運ばれます。

そして、問屋さんで荒茶(あらちゃ)は、茶葉の大きさをそろえるためにきざまれたり、ほかの産地の茶葉と合組(ごうぐみ→ブレンド)されたりします。

そうやってできたお茶が、ついに消費者の皆さまのところに届けられるのです。


陳列にならぶたくさんのお茶

つまり、荒茶(あらちゃ)とは、 通常のお茶にくらべると、

茶葉がきざまれていないので大きく、

ブレンドがまったくされていない

お茶なのです。 これこそが、荒茶(あらちゃ)の魅力。


荒茶(あらちゃ)の茶葉


風にそよぐ収穫直前の新芽

新緑きざす茶畑で 収穫したばかりの新芽を


収穫したばかりの生葉

その日のうちに工場で、製茶。


茶葉の仕上がりぐあいを確かめるあっきー

そうして、できあがった茶葉に それ以上、余計なことはいっさいしない・・・

それが荒茶(あらちゃ)。

これこそが、茶農家が1年がかりで作りあげた茶葉、そのままのすがたなのです。


できあがったばかりの茶葉

だから、うまい!


いれたお茶の表面には、
新茶ならではの新芽の産毛がうかぶ
「荒茶」のマイナス店

こうやって書くと、いいことづくめのような「荒茶」ですが、実はマイナス面もあります。

畑や収穫日が違うということは、日当たりや土の質、その時期の天候等によって味や香りに違いが出るということ。
ブレンドをしないので、その違いを持ったまま袋詰めされる、つまり、同じ銘柄のお茶を買っても、「あれ?この前とちょっと味が違う」という状況が生じることは避けられないのです。
ワインなどでも収穫年によって出来が違うため、年による違いは理解される方も多いですが、畑や収穫日による違いまでは、普通考えないですよね・・・。

このように、カット・ブレンドといった二次加工をするもしない(=「荒茶」の状態でお届けする)も、どちらも一長一短あります。

おぶぶでは、一杯のお茶(和束町産の荒茶)に感動した代表喜多が、「こういうお茶を作りたい!」という思いからお茶作りを始めたという経緯から、荒茶でお届けするということは、たとえマイナス面があっても、それを上回るプラス面があるととらえ、荒茶を販売しています。これは、今後もゆずれないおぶぶのアイデンティティです。

ですので、おぶぶのお茶を選んでいただくお客さまには、この点をご理解いただきたいのです。
わがままなようですが畑や収穫日による違いを、「味のばらつき」というマイナス面だけでなく、自然は均一ではないから、同じ品種でもこういった違いが出るのだ、と、受け止めて(できれば楽しんで)いただけたらこれ以上うれしいことはありません。

ただ、品質が一定であるということも、商品を販売するにあたって重要なポイントであることももちろん理解しておりますので、その意味でおぶぶのお茶を受け入れていただけない場合があってもやむをえないと思っております。そういった場合のため、いつでも無料で返品をお受けするという形をとらせていただいております。

なお、これは、煎茶のみならず、ほうじ茶についても同じです。ほうじ茶の原料の番茶が「荒茶」であるためです。
これらの点をご理解いただいた上で、おぶぶのお茶を味わっていただければ幸いです。

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京都おぶぶ茶苑
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