風邪っぴきの方に、あらゆる菜食主義の方に。
ほうじ茶を使った和束の伝統料理はいかがですか。
<材料 (3〜4人前)>
米1合
水(540-720cc)
ほうじ茶1パック
①鍋に水とほうじ茶パックを入れて煮立たせる。
②そのまま数分煮立たせてお茶の色が出てきたらパックを取り出し、さっと洗ったお米を投入(洗いすぎ注意)。
③焦がさないようにかき混ぜながら中火で10分弱。
④3〜4分ふたをして蒸らせば出来上がり。仕上げにお茶の佃煮をのせてもよし。
※ 時間が経ち過ぎてしまうとお米の形が崩れてしまうので注意。これを「米の花が咲く」といいます。
和束では昔から、冠婚葬祭の折ご近所の皆さんがその家庭にお手伝いに出向いていました。
そんなお手伝いをしていただいた方々のまかない料理として茶粥は振舞われていました。
かつて和束にお嫁に来た方は和束のお母さんたちにレシピを口伝で教わったそうです。
そして和束ではこの茶粥は「けんずい」と呼ばれ長く和束の茶農家の間で親しまれてきました。
収穫から製茶まで全ての工程を一日でこなすため、茶葉の収穫は大抵早朝から行われます。
急斜面での収穫作業はかなりの重労働であるため、昼前には既にお腹がペコペコ。
そのため茶粥は朝食と昼食の間、いわゆるブランチの時間(10時頃)に食されています。
ほうじ茶は、他の日本茶に比べ風味がやさしく
その焙煎過程で茶に含まれるカフェインの多くが消失します。
ですので、赤ちゃんやご高齢の方々にも安心して飲んでいただけます。
病院や介護施設で緑ではなく黄金色をしたお茶を主に見かけるのはこの為なのです。
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