2017年,  ヨーロッパ遠征,  日本茶を世界へ

日本茶を世界へ~メス(フランス)【日本茶普及欧州ツアー2017】

メスでは、予定していたイベントがキャンセルになったため、メスにある日本茶を取り扱っているお店を視察に行きました。

今回のツアーでは、訪問する都市の日本茶事情を調べることもできればと考えておりました。
(もっとも日本茶普及のイベントをできるだけ行いたいとの思いから視察できる時間はほとんどありませんでした。)

現在、メスでは4軒のお店で日本茶が購入できるとのこと。

一軒は、KAWACHAというお店。
フランス語のスラングでkAWAとはコーヒーのこと。
コーヒーとお茶の専門店ということで、このような名前がついたとのこと。

お店の歴史は、40年以上あるとのことで、地元でも知られたお店だそうです。

二軒目は、ジェントルキャットというお店。
このお店はリヨンに本店があり、そちらは猫カフェだそうです。

メスのお店は二号店で、二週間ほど前に開店したばかりとのこと。
そしてこちらのお店は、茶葉の販売のみで喫茶がないため、猫はいないとのこと。(残念)

茶葉の見せ方が新しい感じでスタイリシュなのが特徴です。

そして三軒目は、パレ・デ・テのメス支店。
こちらのお店は、パリに本店があり、東京にも支店があります。

パレ・デ・テのオーナーみずからが全ての茶葉の仕入れを行なっているとのことで、どこのお店にいってもその茶葉が購入できるのが特徴です。
お店のデザインも統一されているようで、とても洗練されています。

またこのパレ・デ・テは、お茶の教育にも力を入れているとのこと。

そしてこのパレ・デ・テのメス支店は、三ヶ月前にオープンしたばかりの新しいお店。

娘さんとお母さんで店を切り盛りしているとのことで、この日はお母さんにお会いすることができました。

四軒目は、VERT NOIR TEA。残念ながら、営業時間(閉店は七時)に間に合わず、中にはいることができませんでした。

このお店は、バブルティー(タピオカ入りの甘いお茶)も売っているとのことで、他の店に比べると、多様性に富んでいるお店のようです。

以上の四軒がメスにあるお茶のお店です。

一般的に海外にある日本茶を取り扱うお店は、大きく分けて以下の四つに分類できます。

1.コーヒーと茶葉の専門店
2.バブルティーなどの変化球もあるお店
3.茶葉とハーブティーの専門店
4.日本茶の専門店

メスには、4の日本茶専門店はまだありません。
(おぶぶEUがそれに近いですが、お店がありません。)

でもお茶の専門店が2軒もあるのには驚きました。
(しかも両店とも最近オープンしたばかりですし。)

フランス・メスでもコーヒーからお茶への流れは着々と進んでいるようです。

今回もフランス・メスでのオーガナイズを引き受けてくださった、
おぶぶEUのルシリアさん大輔さん、本当にありがとうございます。

メスのお茶屋さんその1|カワチャ

メスのお茶屋さんその2|ジェントルキャット メス支店

メスのお茶屋さんその3|パレ・デ・テ メス支店

メスのお茶屋さんその4|VERT NOIR TEA

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この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile

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松本 靖治
シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。

まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。

おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
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