京番茶を収穫しています。真剣な表情のアッキーと、インターン生のクレモン。
こちらは、アッキーとインターン生アレグラ。超真剣です。普段はお茶目なアッキーですが、農作業中はガラッと雰囲気が変わります。
収穫する高さを指導しています。
番茶刈りは、茶園の成育状況や秋の整枝作業状況によって、摘採面(刈る高さ)が変わります。
サインを送り摘採面の高さや刃の角度、歩くスピードなどを細かく指示しています。
この作業は、初茶(一番茶)の収穫量や品質にも影響しますので、すごく大事な作業です。
なので、一般的には長年連れ添ったご夫婦やベテランの相手としか、この整枝作業をしない農家さんが大半です。
アッキーは、茶畑から世界へを実践すべく20年以上を掛け、どのような相手でも上手く刈る技術を磨いています。
近くで見ていても、凄い っと思います。
集中力とカラダの使い方がハンパないっすっ
後ろ向きで進みながら!足下を気にしつつ(たまに猪とかに掘られた落し穴あります!)、自分の手元も確認しつつ、摘採面に集中して、相手の歩くスピードや持ち手の高さ、角度、表情なども観て瞬時に状況判断して指示を出しています。
さらに茶園状況により、微調整を手元ハンドル側でしていて、相手の力に負けないように刃の高さや角度を変化させています。涼しそうな顔してますが、むっちゃ大変なことしています。
そう言えば、この前「ならし」してた時は秋に3回刈るって言ってなかった?
この茶畑は冬の間にこんなに「ニョキニョキ」になったのー? って思いました?
実は違います。冬に「ニョキニョキ」には、なりません。
ということは、秋に刈ってないんじゃないの?
まさか忘れてたとか? なんでなのー?という話なので、説明しますと、
初茶(一番茶)収穫前に、遅霜にあいやすい地形にある茶畑で秋に刈っていなかったからです。
3月に入り気温が少し高くなり、お茶の芽が動く準備をしているのを見計らい、摘採面まで刈る事によって、初茶(一番茶)の萌芽のタイミングを、時間的に後ろにずらし遅霜にあいにくくするためなのです。
農業は深いですね〜自然を相手にしているので、いろいろありますね〜
今回は刈られるお茶の葉っぱの気持ちを味わってもらえるかなぁと動画を撮ってみました。
【動画】京番茶刈ってみましたー
【動画】刈られた葉っぱの気持ち
次回は初茶(一番茶)で撮ってみたいですね〜
番茶は嵩が高いので、軽トラに積むとマフィンみたいになります。
このロープテクニックがまたいい感じなんですよねー
万力結びという結び方で、これをサッサッっと出来たら、超カッコいい上に、安心して茶工場までお茶の葉っぱを運べます。
ボンレスハムみたいになりましたっ
そんな農業の面白さにおもいをはせながら、このお茶をどうぞ
ポチッと今は定番2種の炒り方に集中させていただいております はコチラ
この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile
- お まつりごと や、
スーパーサブを担当しています。
一瞬一瞬を楽しみ、
シアワセと感動を皆さまと分かち合えたらいいなと思っています。和束でお会い出来たら嬉しいです。
焚き火大好き。
プチサバイバー目指してます!
京都おぶぶ茶苑の創業者の一人。日本茶インストラクター第一期(01-0241)