おぶぶでは、「日本茶を世界へ」を使命に2006年より、海外に日本茶の魅力を広める活動を続けております。
これまでの12年間、さまざまな国々で日本茶の魅力を直接紹介したり、
こんな感じです。
海外日本茶普及ツアーのようす
日本茶を販売する英語サイトを運営したり、(発送実績国は67カ国まで増えました!)
そして訪日外国人観光客の方々を茶畑に案内したり、(毎年千人以上が来てくれるようになりました!)
はたまた2012年から開始した「国際インターン制度」では、この6年で24カ国80名以上のお茶が大好きな国際インターン生を受け入れてきました。
さらに昨年からは、お茶の教育、日本茶を茶産地で2週間英語で学べるコースも始まりました。
日本茶の魅力を世界へ広めるために自分たちでできる考えられる限りのことをやってみています。
そしてありがたいことに少しずつですが、日本茶が世界中で知られるようになってきました。
そして昨年11月にヨーロッパへの日本茶普及ツアーの中で感じたこと。
日本茶は、抹茶を中心に世界中で人気が高まってきており、そして日本茶の生産や販売をしている人たちも海外にどんどん目が向き始めました。
実際に海外にまで日本茶を持って出かける生産者や行政の人たちが増えてきています。
そこでさらに新しい取り組みを始めることを決意しました。
それは、国際日本茶協会(Global Japanese Tea Association)を立ち上げるプロジェクトです。
▼英語サイトしかまだありません。
国際日本茶協会(Global Japanese Tea Association)
それは、現地での日本茶好きのネットワークの構築です。
実際に僕たちも海外に行くのはいいのですが、滞在日数は限られていますし、現地のネットワークはあまり強くありません。
どれだけすばらしいプレゼンテーションや茶葉を持っていったとしても、それを楽しんでくれる人がいなければ始まらないのですが、
実際には、出たとこ勝負で、帰国してから、事前にイベントのことを知っていれば・・・という声も少なくありません。
これは現地にネットワークがなく、本当は日本茶が好きなのに出会えていない人がたくさんいるからです。
また現地の日本茶好きの方々も日本茶の情報(例えば茶農家が来ての日本茶イベントがあることなど)を手に入れるすべがないのが実情です。
おぶぶではこの12年間の「日本茶を世界へ」広める活動の中で、国際インターン卒業生など、少しずつですが世界各地でネットワークが広がりつつあります。
それらの日本茶の大好きな人達と手を取り合って、世界各地で日本茶の情報をもっと得られるようなネットワークを作っていこうと決意しました。
それが国際日本茶協会です。
一茶農家がやるべきことではないのは十分承知しておりますが、英語(さらにはスペイン語やフランス語や各国語)での日本からの日本茶の情報発信は非常に限られています。
ですので、情報発信のできる人とその情報の欲しい人をつなげて、強いネットワークを作ってゆければ、日本茶の魅力をさらに世界へ広めてゆくことに直結すると考えています。
まだプロジェクトとして立ち上がっただけですので、真っ白なキャンバスに下書きしただけのようなものですが、これから何年もかけて、各地に日本茶好きのネットワークを作ってゆきたいです。
興味のある方はぜひご一緒ください!
連絡先:松本靖治
matsu@obubu.com
ともに日本茶の魅力を世界に伝えてゆきましょう!
この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile
- シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。
まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。
おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
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