先日、ロンドンで発見した新事実!
冒頭の写真↑、実はお茶のパッケージなんです。(この四角い箱がお茶のパッケージなんです!)
このお茶、ロンドンで人気のティーショップ「T2(ティーツー)」で発見しました。
このお店「T2」は、1996年にオーストラリア・メルボルンで生まれ、2013年にはユニリーバに買収され、いまや世界中に展開しています。
UKティーアカデミーのジェーンさんからも「ぜひ見ておくべき」と言われ、さっそく行ってみました。
日本のお茶屋さんのイメージでは、とてもティーショップとは思えない斬新なデザイン。
壁一面にこの四角いパッケージのお茶が積み上げられているんです↓
「ロンドンで人気のお店では、こげなパッケイジでお茶が売られとるんやの~」と、この時点で驚いていたのですが、オドロキはそれだけはありません。
でっかいT2という(これはお店のブランド名)の下に(冒頭の写真参照)
このお茶の名前「Japanese GMC Sencha」と書かれています。
GMC煎茶!?
「GMCって、でっかいアメ車のエンブレム(これですね)で見た見た!」なんて思いつつ、
でかいアメ車な煎茶ってどんな煎茶(しかもここはロンドン)!??
いやいや、そんな煎茶はありえんし、GMO(遺伝子組み換え:genetically modified organism)のお茶(Genetically Modified Cha)だったりして・・・って「やったらGM Teaやろ。Chaはちゃうで!」とか、
GMTはグリニッジ標準時だし(惜しい!)、
JOCは、日本オリンピック委員会だし(Cしかあってない)、
BBCは、英国放送協会だし(どんどん離れてる)、
CCBはロマンチックが止まらない(懐かしい!)わけで・・・と、
色々と「いったいどんなお茶なんだろう??」と妄想をふくらましていました。
結局、このお茶の説明をみると、「Japanese Gen Mai Cha Sencha」とあり、
つまるところ、GMC=玄米茶(GenMaiCha)の略だったのです!
GMC=玄米茶・・・。
ジーエムシー = げんまいちゃ・・・。
「てか、略っていうほど、短くなってないんじゃね?」とかツッコみたくなりますが・・・。
なんにせよ、
いまやロンドンでは、玄米茶はGMCなんですよ!
その他にもT2では、こんな煎茶や
煎茶ピーチ!
こんな煎茶なんかも
煎茶バニラ!!
と、
「これじゃあ、ほとんどプリキュアの世界やん!」と、気がつくと一人ツッコミ入れてました。
ちなみにプリキュアの世界。
しかも、さらにこんなのもあったりして、
「ゴージャス芸者」っすよ!
ちなみにこちらのゴージャスゲイシャは、いちごミルクのフレーバーだそうです。
自分の中のお茶の常識を根底からくつがえされるような衝撃を味わいつつ、「ロンドンではこげなお店が人気なんやの~」などと遠い目に。。。
この原稿を書いている2018年2月時点では、日本未上陸ですが、日本での出店も近いのかもしれません。
その時には、日本茶業界に衝撃を与える黒船となるか、はたまたターミネーター2(T2)となるのか!?
念のためにお伝えしておきますが、ロンドンの他のティーショップでは、今のところ玄米茶は、Genmaichaのまんまです。(笑)
つまり現時点では、GMC=玄米茶は、T2のみです。(弊社調べ)
ですが、ロンドンで人気のティーショップ(というか世界展開してるティーショップ)で、玄米茶がGMCなワケですから、今後は「GMC=玄米茶、GMC≠でかいアメ車」が常識になるのやもしれません。
世界って、
広いですね~。
ということで
おバカな記事で失礼いたしました~。<(_ _;)>
この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile
- シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。
まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。
おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
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