真田丸でおなじみの真田幸村ゆかりの町、長野県真田町の農業後継者グループ青葉会さまが、和束の茶畑まで視察研修に来てくださいました。
りんご、もも、なし、トウモロコシ、米などの生産者の方々10名が来てくださり、おぶぶで取り組んでいる活動についてお話しました。
真田町は和束と同じく中山間地域にあるとのことですが、来てくださった生産者のお一人のご自宅と農地は、標高千メートル以上とのこと。
さすが日本アルプス!桁が違いますよね!
和束では、サルの獣害が最近増えているとお伝えすると、真田町もサルもいるけど、それ以上にクマの方が怖いとのこと。かつて朝起きたら、自宅にクマがいたこともあるそうです。(すごいですよね!クマのプーさんとかなら可愛いのですしょうが、体重100キロ以上だったそうです。)
この日は、週4回の通常ティーツアーに加え、大手旅行会社によるポーランドからの団体ツアー受入れもあったので、観光(ティーツーリズム)を中心にお話させていただきました。
国連世界観光機関の発表によると、2017年に世界で海外旅行に旅立った人は13億人を超えているそうです。
▼国連世界観光機関(UNWTO)
2017 年の国際観光実績:過去 7 年で最高に
観光業は、21世紀の産業といわれており、自動車産業や航空宇宙産業を抜き、いまや世界最大の産業です。
観光業は、これからの日本の、特に農村にとって最大の産業になりうると僕たちは考えています。その理由は、自動車産業や航空宇宙産業と異なり、小資本・ローテクでも参入可能であり、特に日本の田舎には、世界的に見ても魅力的な観光資源にあふれていることです。
これから農業の規模を2倍にすることはなかなかに大変かと思いますが、観光業を2倍に伸ばすことは、それほど難しくないと思われます。
とにもかくにも「毎月、日本の人口と同じ数の旅人が海外旅行に出かけてる」って、本当にすごい時代に僕たちは生きているんですよね!
この日、お話させていただいたことが、同じ中山間地域である真田町にとってなにかのお役に立てることを願ってやみません。
はるばる和束まで来てくださり、本当にありがとうございました。
最後になりますが、ホンモノのりんごジュースとジャム、美味しゅうございました!
ありがとうございます。
この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile
- シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。
まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。
おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
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