今年の新茶の製茶が始まりました!
今年は、春の訪れが早かったので、全国的に新茶の収穫も早くなりました。
おぶぶでも今日から新茶の収穫と製茶が始まりました。
昨年、新しい茶工場(通称:冷凍新茶工場)が完成し、そこでの製茶です。
新しい茶工場と言っても、自分たちにとって新しいだけで、建物は築40年以上で、それと同じかそれよりも古い小さな製茶機械がならぶ茶工場。
この茶工場では、茶葉を生葉または製茶途中で冷凍し、保存できるようにもなっています。(この点は新しいかも。)
もともと材木の加工場だった建物に、近所の引退した茶農家さんから譲り受けた製茶機械を設置し、改良を続けています。
今「抹茶」は世界的に人気です。
しかし日本人にもっとも馴染み深い「煎茶」の人気が下がっています。
また100年以上前に発明された製茶機械は、大型化が進み、今おぶぶで使っている60kg機というサイズは40年前は標準サイズでしたが、今では120kgや250kgが標準で、小さな製茶機械は使われなくなっているのが実情です。
機械は大きくなっていますが、茶葉は100年前も今もサイズは変わりません。
そして、もともと手もみ製茶の動きを元に作られた製茶機械ですから、大型化すると効率は上がりますが、それで品質が上がるとはいえません。
実際、品質を競う出品茶などの製茶には、35kgとか60kgといった小型の製茶機械が使われています。
おぶぶでは、本来捨てられてしまう運命にあった古い製茶機械を活用し、馴染み深い煎茶(お茶)になにか新しい価値を見いだせればと考えています。
今年もついに怒涛の新茶シーズンの始まりです!
この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile
-
シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。
まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。
おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
このおぶぶメンバーの他の記事-Latest entries
受賞御礼2022 年 9 月 28 日【受賞御礼】第50回 日本農業大賞受賞記念祝賀会 おぶぶについて2022 年 9 月 18 日【茶畑からの社会貢献】滋賀東近江市愛東町での茶摘み&釜炒り手揉み製茶体験 おぶぶについて2022 年 9 月 17 日高校生と一緒に和束の課題について考えてみた。 おぶぶについて2022 年 3 月 24 日【受賞御礼】はなやかKANSAI魅力アップアワード特別賞 by 経産省