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【茶畑からの社会貢献活動】茶摘み体験~奈良県立精華学院の子供たちとともに。

この日は、毎年恒例の奈良県立精華学院の子供たちを招いての茶摘み体験でした。
(ちなみに数えてみると今年で9年目ですね。時が経つのは本当に早いものですね。)

精華学院は、昔でいうところの教護院や感化院にあたり、現在では児童自立支援施設と呼ばれる施設です。

児童自立支援施設(じどうじりつしえんしせつ)とは、犯罪などの不良行為をしたり、するおそれがある児童や、家庭環境等から生活指導を要する児童を入所または通所させ、必要な指導を行って自立を支援する児童福祉施設である。退所後の児童に対しても必要な相談や援助を行う。根拠法は児童福祉法44条である。Wikipediaより >つづきを読む

今年は、14名の生徒さんと10名の引率の先生が来てくださいました。

この日は快晴。
また茶葉も今年はよく伸びていたので、たっぷり摘むことができました。

摘んだ茶葉を釜炒り製法で製茶。
2時間くらいかかりましたが、インターン生と共にみんな集中してやってくれました。

お昼には、今年から新しくなったお茶づくし弁当と、茶畑でしか食べられない摘みたての茶葉の天ぷらを食べました。

お昼休みには、となりの空地でカエル取り。(男子だけでしたが。。。)

そして2時間あまりの製茶のあとには、自分たちの手で作ったできたての新茶を茶団子と共に試飲。
なかなかの出来栄えでした!
(今年は、女子のグループの子たちが作った茶葉を分けてくれたので、今も飲みながらこの記事を書いています!)

春の爽やかな風のもと、自分たちの手で何かを作り出すという感覚を感じ取ってほしいという想いから始まった精華学院さんとの茶摘み体験。
今年で9回目となりました。

毎年感じることですが、どうしてこんな素直な子たちが精華学院にいるのだろうか?と言うことです。
先生のお話によると親御さんが刑務所にいるケースもあるとのことで、身寄りのない時に過ちを犯してしまう事が多いとか。
僕自身、自分が決して裕福な育ちだとは思いませんが、自分たちにはとても想像できないような幼少期を過ごしてきた子たちも少なくないようです。

誰もが幸せに生きたいと願い、懸命に努力を続けながらも、二極化が進んみ続ける今の世界のなかで、この子たちにどんな未来が待っているのか?自分たちにできることは一体なんなのか?

いくら考えても明快な答えは出ませんが、ただただこの子たちの明るい未来を祈ってやみません。

生きることは、きっと誰にとっても簡単なことではないんだと思います。
だからどうか自分の可能性を信じて、あきらめず、あがき続けて欲しいです。

僕らだって今までも今もそうやって生き抜いているだけだから。
同じ時代を生きる仲間として、一緒にがんばろうな。

来てくれたみんな。そして引率してくださった先生。
そしてこのような活動を9年間も続けさせてくださっている茶畑オーナーの皆さま。

本当にありがとうございます。

この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile

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松本 靖治
シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。

まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。

おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
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