この日は、滋賀県東近江市愛東町での茶摘み&釜炒り手揉み製茶体験を実施しました。
大型でモーレツな台風14号が接近する中でしたが、どうにか天気ももって実施することが可能でした。
このイベント自体は、2012年からかれこれもう10年くらい続いているイベントでしたが、この2年間はコロナの影響で中止となっていました。
久しぶりに開催できるチャンスということで、悪天候を押しての開催となりました。
日本でもやっとコロナの影響が弱まってきて、主催者がどうしてもやりたいイベントやプロジェクトは実施できるようになってきて、嬉しい限りです。
反面、主催者がそんなにやる気がなかったイベントは淘汰されましたね。
ということで、おぶぶのインターン生もコロナの影響を受けながらも再び来日できるようになり、この日の遠征イベントにも5名ものインターン生が参加してくれました。
この日のイベント主催者は、滋賀県東近江市愛東町にあるNPO法人・愛のまちエコ倶楽部。
愛東町は、特に琵琶湖の汚染問題に対し、1970年代から取り組みがはじまった町で、日本でもトップクラスの環境に対する取り組みを行っています。
特筆すべき環境への取り組みとしては、廃油からバイオディーゼル燃料や石鹸を作り、その循環で出てくる副産物で菜の花を育て、そして再びタネから油を作るというエコシステムを市民や市中の学校とともに実施しています。
そのような素晴らしい取り組みの中核施設があいとうエコプラザ菜の花館でその指定管理者でもあるのが、NPO法人・愛のまちエコ倶楽部なのです。
そのエコ倶楽部では、上記の循環システムの実施の他にも、様々な農作物を育てており、その一つにお茶があります。お茶を育てているメンバーは、お茶っぱーずと呼ばれています。毎年、参加メンバーは変わってゆくのですが、NPOとして、すでに10年以上、茶畑の管理を継続されています。
この日、実施した製茶方法は、釜炒り法という日本でも400年以上の伝統のある製法。
釜炒り法のよいところは、蒸し製法と違って水分を外から与えないので、製茶時間が短いこと。
特にこの日は、もともと水分が少ない秋の新芽だったので、2時間程度で製茶が完了しました。
出来上がったお茶は、秋らしい満月のような美しい山吹色のお茶に仕上がりました。
帰り道には、琵琶湖の湖畔にも寄ってみました。(すでに日没すぎで、しかも台風直前なので真っ暗ですが。。。)
参加してくださった皆さま、インターンのみんな、そしてホストのしげたろうさんと奥様、やたさま。
本当にありがとうございました。
この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile
- シングルオリジンの荒茶(あらちゃ)の魅力、そして喜多をはじめ茶産地・和束に生き、茶に命をかける人々の情熱に感激し、おぶぶの立ち上げより参画。
まだ世界に知られていない、日本茶の魅力を世界に伝えるべく、文字どおり世界じゅうを駆けめぐる多忙な日々を送る。
おぶぶの伝道師。日本茶インストラクター第7期。1974年、奈良出身。
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