おぶぶインターン生

【茶器①】茶碗・宝瓶・急須

注釈)このブログは2017年5月にインターンが書いた英語の記事を翻訳しています。英語の原文はこちら!

お茶の入れ方にたくさん種類があるように、茶器の種類もたくさんあります!!!

今回はおぶぶでよく使う【茶碗、宝瓶、急須】の3つをご紹介します。

茶碗(ちゃわん)

茶碗は、竹製の泡立て器(茶せん)で抹茶を点てる時に使う伝統的な茶器です。日本の茶道でよく見られる器ですが、家庭で抹茶を点てる人も多いです。茶碗は、古代中国で酒と茶の両方に使われていた器から発展したものです。その後中国から日本へと輸入され、少しずつ大きさや形が現在の茶碗の形に進化していきました。

抹茶の茶碗は、抹茶を点てるのと飲むのを同じ茶碗するため、一般的なご飯を盛る茶碗よりも大きく、幅約13cm、高さ約8cmです。茶碗は様々な土を使い、様々な釉薬(うわぐすり)や技法を用いて作られます。最も古いものの一つが楽焼で、多孔質(空気をよく通す)の粘土を弱火で焼き、まだ熱いうちに窯から出し、外で急速に冷却する。黒い楽茶碗は、抹茶の緑を美しく引き立たせてくれる。

16世紀の樂茶碗 “尼寺”
おぶぶの茶碗のひとつで、魚の絵柄が描かれたもの

宝瓶(ほうひん)

宝瓶とは、文字通り宝の器であり、かぶせ煎茶や玉露などの高級茶に使われる、珍しい茶器のことです。中国の初期の蓋椀(がいわん)が起源で、茶碗と蓋だけでした。蓋で茶葉を抑えて直接飲んだり、蓋で茶葉をこしながら注いだりすることができます。

宝瓶は、注ぎ口が広く、茶碗の壁に穴をあけたり、網を張ったりして、茶葉をこすのに便利な構造になっています。宝瓶は一般に小さく、150ml程度(3/4カップ以下)しか入らず、上質の磁器で作られています。そのため、熱の冷めるのが早く、少量の繊細な高級茶を淹れたり、淹れ直したりするのに適しています。

おぶぶの宝瓶を使用中。美濃焼の高級陶器。

急須(きゅうす)

最後にご紹介する「急須」は、ティーポットの日本版です。しかし、日本の急須は少し特殊です。西洋や中国のティーポットによく見られる丸い取っ手ではなく、横に伸びた取っ手がついていることが多いのです。そのため、親指で蓋を押さえながら手首を回転せるだけで、片手で簡単に注ぐことができるのです。小さなカップを一度に注げるので便利です。また、宝瓶のように茶葉をこすための網や穴が付いています。

おぶぶの急須は、三重県産の萬古焼の粘土で作られています。鉄分を多く含む粘土で、焼く前は黄色、焼き上がると紫色に色が変化します。鉄分はお茶の味を引き立てる効果もあり、よりまろやかでうま味のある味になります。

萬古焼の土の紫色の輝き!
活躍するサイドに付いた取っ手!

さて、あなたの好きな茶器は何でしょうか?☺ぜひ教えてください♡

参考情報

Chris 73. Black Raku Tea Bowl. Digital image. Wikimedia Commons. 34 Jan. 2005. Web. 19 May 2017. 

Duckler, David. “Reviving the Song Dynasty Jian Zhan Tradition.” Verdant Tea, 13 Nov. 2015. Web. 19 May 2017.

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