おぶぶインターン生,  お茶,  お茶について,  お茶の愉しみ方,  お茶の用語集

家庭でできる、お茶の保存のコツ!

注釈)このブログは2020年7月にインターンが書いた英語の記事を翻訳しています。英語の原文はこちら!

テーマは、お茶を新鮮に保存するコツついて!

私はお茶が大好きですが、風味が落ちる前に飲み切るのがとても難しいです!プレゼントとして高級なお茶を頂いた時も、飲みきる前に味が落ちてしまうのが嫌で開けるのを躊躇してしまいます、、、。

またお茶を一度に沢山買ってしまい、最後まで新鮮さを保てなくて残念に感じてしまったこともあります。せっかく美味しいお茶を飲みたいと思っているのに、お茶を買うのを迷うこともあります。

皆さんも同じようなことを感じたことがあるのではないでしょうか?

そこで今日は、みなさんが好きなだけお茶を買って最後までおいしく飲めるようにお茶の保存のコツをご紹介したいと思います。

*今回は日本茶に特化した保存方法をご紹介します!

まず、お茶の鮮度を保ち長持ちさせるためには、お茶の持つ弱点を知っておくことが大切です!お茶の劣化を早めるものは、大きく分けて「酸素」「熱」「光」「湿気」「食品の臭い」の5つです。

お茶の持つ5つの弱点

1、酸素

お茶は酸素が苦手!酸素のある場所に置いておくと、茶葉に含まれるカテキンやビタミンC、クロロフィル(葉緑素)などが酸化してしまいます。その結果きれいな緑色だった茶葉がお茶を淹れると赤くなってしまい、風味も悪くなってしまします。

2、熱

お茶は熱も苦手!高温になると茶葉の酸化が促進されやすくなります。酸化はお茶の品質を劣化させる大きな要因なので、酸化しにくい環境で保存することが大切です。

3、光

光もまたお茶の天敵です!直射日光に当たると、紫外線によってクロロフィル(葉緑素)の分解が促進され、茶葉の色褪せの原因になります。

4、湿度

湿気は大敵です!!湿度の高い環境では、茶葉が湿ってしまうだけでなく茶葉に含まれる水分量も増えることで、急激に酸化しやすくなってしまうのです。

5、食品の臭い

お茶の効能の一つに消臭効果があることは、多くの方が知っていますね。消臭効果があるのは茶葉が臭いを吸着しやすいからです。そのため他の食品と一緒に保存すると臭いが移ってしまい、茶葉本来の香りが大きく損なわれてしまいます。

以上が茶葉の劣化を加速させる主な要因です!

これらの要因を回避できる環境があれば、お茶の劣化を防ぐことができるのです!

理想を言えばお茶のパッケージに窒素で満たして密閉し、お茶しか入っていない冷凍庫で保存すれば、品質を保ったまま長期間保存することができる!

しかし家庭でそのような設備を用意するのは非常に難しく、あくまで理想的な話なので今回は家庭でできるお茶の保存方法を紹介したいと思います!

未開封のお茶の場合

未開封のままで、しばらく(1年以上)飲む予定がない場合は、冷凍庫で保管します。そして、飲む予定の前日に冷蔵庫に移します。その後、冷蔵庫から取り出し数時間から半日程度常温に戻してから開封してください。

気をつけなければならないのは、温度変化とお茶以外の臭いです!お茶は急激な温度変化を嫌います。温度変化による水滴が茶葉に付着すると酸化が急速に進むので、冷凍庫→冷蔵庫→常温の順で徐々に温度調節をしてから開封するようにしてください。

また冷蔵庫で保存する場合は、他の食品の臭いがお茶に吸着するのを防ぐため、お茶のパッケージをジップロック袋に入れ、さらにタッパーに入れて何層かにして保存します。(お茶だけの冷蔵庫があれば、食べ物の臭いの心配もないのでベストですが…)。

開封後は食器棚や冷蔵庫などの冷暗所に保管し、早めに(2週間~1ヶ月以内)飲むのがベストですが、再度長期保存する場合はパッケージからできるだけ空気を抜き(窒素で満たすのが理想)、ジップロック袋であればそのまま冷凍庫で保存も可能ですし、通常の袋であればジップロック袋に入れた後に保存します。

開封したお茶の場合

開封済みの場合は、密閉性の高い容器(茶缶(推奨)、保存瓶、ジップロックバッグなど)に入れ、高温多湿を避けた冷暗所に保管してください。

日本の梅雨時は食器棚の中でも高温多湿になるので、個人的には冷蔵庫での保存をおすすめします。ただし、これまで同様匂いや温度変化には注意してください!

風味が劣化したお茶の場合

ご家庭では「お茶を飲みきれずに古くなってしまった」「保存しているうちに味が落ちてしまった」「でも、捨てるのはもったいない」という状況があると思います。そんな時もご安心ください!まだ保存は可能です!

フライパンにアルミホイルや紙を敷いて(油や食べ物の匂いが移るのを防ぐため)、弱火で古いお茶を炒り、炒った香りが出てきたら出来上がりです!自家製ほうじ茶の出来上がりです!ほうじ茶は常温で保存が可能です!ただし、炒りたての香りが一番強く、徐々に薄くなるので、香ばしい炒り香を楽しむには、なるべく早く飲むか少しずつ炒りましょう!

また焙煎した玄米をたっぷり入れて、オリジナルの自家製玄米茶を作るのも面白いかもしれませんね!ほうじ茶や玄米茶を淹れるときは、お茶の香りがしっかり出る熱湯で、おいしいお茶を楽しんでくださいね。

最後まで読んでくれてありがとうございます☺️!ご家庭で日本茶を楽しむためのヒントを得ていただければ嬉しいです!

最後に、自家製玄米茶にご興味のある方は、焙煎米のご注文を承っているホームページをご覧下さいませ!

この記事を書いたおぶぶメンバー-Author Profile

intern
intern
We are Obubu interns from over the world!
家庭でできる、お茶の保存のコツ! はコメントを受け付けていません
アバター画像

We are Obubu interns from over the world!