茶畑で見つけた生き物 〜害虫編〜
こんにちは!
みわこです😊
茶畑での収穫も2番茶に入り、そしてどんどん暑くなってきている時期に突入しました。
春から夏にかけて茶畑で出会う生き物の数も増えてきて、春に産まれた虫たちはどんどん成長していっているのが毎回確認できて楽しいです!
そんな中でも今回は、茶畑で見つけたお茶の木にとってあまり良くない虫について紹介しようと思います。
農業をしていると必ず付き合っていかなくてはならない物の一つが害虫です。
どんな生き物も人間と共同・共存して生きていければいいなとは思いますが、お茶の収穫量にも関わってくるとなると対策を考えなくてはいけなくなります。
さてその害虫というのが、ゴマフボクトウという虫です。
和束ではテッポウムシとも呼ばれているようです。
あまり聞き馴染みのない虫です。
このゴマフボクトウは蛾の仲間で成虫の姿は白く体には黒い斑点があるのが特徴で、幼虫の頃は茶の木の枝の中で成長します。
枝の中にいるとなると見つけるのは難しいのでは?と思われるかもしれませんが、とても簡単に見つけることができます🔍
この写真を見て見ましょう👀
茶園に突如現れる茶色く枯れた葉の姿。
この枝の中になんと幼虫がいます。
ゴマフボクトウは枝の養分を吸い取りながら成長するので、こんな感じにお茶の木が枯れてしまいます。
根本の方から引っ張ると簡単に引っこ抜くことができ、下を覗くと枝に穴が開いています。これでお茶の木が老化ではなく虫にやられてしまったというのが確認できます。
この虫を見つけたら必ず始末しないと、更に茶畑に被害が広がるかもしれません。
枝の下の方を割いてみると、いましたいました、この赤い幼虫がゴマフボクトウの赤ちゃんです。
初めて見た時はかなりびっくりしました。
芋虫で赤色の姿をしているんのはなかなか気持ち悪いです
見つけ次第仕留めます。
有機栽培をしている茶畑だと全てを防ぎ切るのは難しいようです。
1つの茶畑で1つでもこの枯れた枝を見つけると、他の場所にも同じようなスポットを見つけることができます。多い時だと1つの畑で6箇所くらい見つけることもありました。
特に収穫後やならしなどをした後によく見つけることが多かったです。
まだ小さいうちに見つけれたらいいのですが、成長するに連れて枝の根本の方に進んでいくようでここまで大きくなると見つけて枝を抜いた後はぽっかりと茶園に穴が空いたようになります、、。
こうなると再生するのにもやはり時間がかかりそう。
対策としてはチャノコカクモンハマキの防除薬剤を8〜9月に使用すると効果があるが、卵が孵化して枝の中に侵入してしまうと防除が難しくなるようです。
あとは成虫になる前の幼虫、つまり枝の中にいるイモ虫を取り除いて繁殖を防ぐ方法になるのかなと思います。
ということで今回は茶畑にいる虫、ゴマフボクトウについてご紹介しました!
これ以上被害が広がらないよう祈りつつ、茶畑に異常がないか常に観察してきたいと思います🤞
去年にはカマキリの成長記録ブログも書いたのでぜひそちらもご覧ください〜こちら!
それではまた!
参考文献 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/boujyo/cya/6621.htm
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