
宇治茶製法手もみ技術競技大会に行ってきました!
こんにちは!ミワコです!
今回、3月4日に京都府宇治で行われた手もみ大会に行ってきたのでどんな様子だったのかレポートして行きたいと思います!
この大会では、宇治茶生産地域である、宇治市・宇治田原町・南山城町・和束町の4箇所、合計8組が参加。

和束町は4チーム参加と1番出場組が多かったです。
私は去年の秋に和束手揉み保存会に入会したてのペーペーなので、出場選手としてではなく皆さんのサポーター兼勉強をするために行ってきました。
会場にはおぶぶからあきさん、パウ、カトリーナ、アリックスも一緒に行ってきましたよー。
地域によって着ている制服の色が違います。
和束チームは緑の制服です!目立ちます^^
1チーム3人でテーブルを囲みます。
手揉み製茶は、春に収穫した一番茶を冷凍&解凍した茶葉を使い、6時間かけてホイロと呼ばれる伝統的な手揉み製茶をする際に使用するテーブルを使ってお茶を手で作ります。

今回の課題である茶葉は、被覆されたごこうという品種の茶葉でした。
芽が大きく茎もしっかりしていて、通常被覆された茶は水分が多く含まれているのでなかなか乾くのに時間がかかります。

最初は、葉振いと軽い横捲りで茶葉の乾燥と水分を葉っぱの中から出して行きます。
その都度お茶の乾燥具合や水分感など手で触って感じながら、どのくらいの強さを茶葉に加えるのか調節しながら揉んでいきます。この感覚は機械で製茶するときにとーーても参考となるので、私も茶葉を触って感覚を覚えるようにしました。何度も経験しないと掴めないものでもあるのでなかなか難しいです。
途中ガスが止まってしまうというハプニングもありました。
この最初の工程でしっかりと茶葉を揉み、中から水分を出すことでその後のお茶の形や完成した後の水色の色、味にとっても影響していくのでしっかりと揉んでいきます。
テーブルの高さが微妙に低くてずっと揉んでいるとかなり腰に来てしまいますので、チームで交代しながら休み休み続けます。

大会中はカトリーナが他のチームへのインタビューや動画撮影をしていましたので、私も少し通訳としてお手伝い。みなさん快くインタビューに答えてくださりありがとうございました!
地域ごとに揉み方の方法やスタイルが違うので、色々なテーブルを観察しに行って素晴らしい手捌きを見ることができて感動しました。

そして今回は、「宇治茶製法手揉み技術」ということで、宇治の製法の一つである「板ずり」を見ることができました。私は初めてこのプロセスを見ました!日本各地で伝わっている手もみの方法は一つではなく、色々な揉み方があります。この板ずりは宇治の方法です。
ホイロに板をUの字をした金属で設置。製茶中にでた粉をでんぷんノリで固め、お茶がばらけないよう土台を作ります。土台が固まったら、茶葉を板に転がしながら滑らせお茶を巻物のように巻くようなイメージで揉んでいきます。
私も少しだけやらせていただきました!!!

お茶の向きを揃えてバラけないように慎重に板の上に持っていき、板の上で4回ほどお茶を転がします。それをホイロの上でまた揃えて同じ動きを繰り返しました。
毎回思うのですが、見てるとめっちゃ簡単そうに見えるんです!でも実際やってみると、お茶がバラけてしまってあっちこっちに行ってしまいコントロールするのが大変。。
みなさん軽々としていて本当にすごいです。


最後にホイロの上で乾燥させて完成です!
6時間長かったですが、時間が経つのがあっという間でした。
そしてこの後、全チームの茶葉を集めて、審査員が評価・順位付け。
茶葉の外観・水色・香り・味などが評価対象になります。

全評価が終わりいざ表彰式へ!
今回、和束チームは上位を独占!!

1位、2位、3位、5位と4チームが上位入りする結果となりました!!
1位のチームは今年行われる手揉みの全国大会に出場する権利が与えられます。
みなさんお疲れ様でした!1位優勝おめでとうございます!!
今回初めて大会に参加して、出場選手の技術の高さ、お茶に対する情熱、宇治茶生産家との交流などなど、色々な方面からお茶について学ぶことができました。
私もまだまだ修行が必要ですが、積極的に参加して自分を磨けていけたらいいなと思います!
最後に!
我らが、和束手揉み保存会の初市で出品された手摘み・手揉み茶がおぶぶで購入することができるということは知っていますか^^??
ぜひ最高の手揉み煎茶をこの機会にお試しください〜!

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