【交換】コスタリカ・コーヒー農園の次世代農園主との意見交換
ディエゴさんとイアンさん。コーネル大学にて
この日は、コーネル大学に通うディエゴ・ロベロ(Diego Robelo)さんと小規模農業の可能性について、意見交換しました。
ディエゴさんは、コスタリカにて900haのコーヒー農園を経営する家に生まれ、数年後この農園の跡継ぎになることが決まっています。そのために今、コーネル大学にて農業経営について勉強されています。
コーヒー農園
ディエゴさんのコーヒー農園には、常時250名の方が働き、収穫などのピーク時には450名の方が集まるそうです。作業者の方は、農園の中に住み、その居住エリアには、商店も教会も学校もあるそうです。
農園というより、さながら農村に近いくらいの規模といえますが、コスタリカのコーヒー農園の中では、決して大きな農園ではないそうです。(驚)
熱帯雨林
ディエゴさんのコーヒー農園は、ハイクオリティで自然環境を大切にし、そこで働く人々に敬意を払う農園であることを証明するレインフォレストアライアンスの認証を受けており、持続可能な農業を目指しているそうです。
熱帯雨林の保護と維持を目的に、ニューヨークに設立された非営利環境保護団体。熱帯雨林で生産されるコーヒーやカカオ、バナナなどの農産物を対象に、地球環境や動植物への配慮に基準を設けて認証を与えています。 ⇒さらに詳しく
ハイクオリティで、自然を大切にし、そこで働く人々に敬意を払うというコンセプトは、僕たちの目指すものとまったく等しいものです。
かなり長期的になってしまうと思いますが、将来的には何か一緒にできるかもしれません。
また、この日の議題として、京都おぶぶ茶苑が、ディエゴさんが所属するコーネル大学農学部で行なっているインターナショナル・インターンシップ・プログラムの受入れ先になるためにどのようなリクルーティングをすべきかについても話しました。
ディエゴさんの所属する学科では、インターナショナル・インターンシップ・プログラムといって、アメリカ以外の国にある農園で実際の現場に6~10週間行くことが卒業の要件となっています。
そのプログラムの受入れ先に京都おぶぶ茶苑がなるためにどうすればいいかということについても話したのです。
日本において、農業は衰退産業として長く扱われてきましたが、最近少しずつ脚光を浴びるようになっています。しかし世界の先端では、農業は決して衰退産業でもなければ、最近注目されているだけのものでもありません。
農業の最先端を学ぶ人たちにとって、僕たちおぶぶの現場はどのように映るのかということは、非常に興味深い内容です。こちらもすぐに実現するような話ではないと思われますが、将来的には、非常に面白い取り組みになると思いますので、長期的な視野をもって進めていきたいと思っております。
いろいろとコーネル大学の実際についてお話くださったディエゴさん、そして本日の意見交換の場を作ってくださったイアンさん、本当にありがとうございました!!
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