この日は、リトリート前夜祭。
この3日間のインストラクターは、トーキングドラム・タブラの世界的奏者Ty Burhoe(タイ・バーホー氏)と、関西で活躍されているヨギーニ武井典子さん。
金胎寺の歴史ある山門をくぐると、日常から離れた3日間の始まりです。
オリエンテーション後、最初のワークショップはnoriko先生のヨガクラス。
天気がよかったので、お寺の中ではなく外で行うことに。
近寄ると手にピリピリ電気が走るパワースポットでもある歴史ある大木のもとに輪になり、クラススタート。
冷房の効いたヨガスタジオとは、同じように座っても、体中で感じる気が違います。
noriko先生のリードに、ty先生がタブラによるすべてアドリブの生BGM!
なんと贅沢なワークショップでしょうか・・・。
空気とタブラと自分の体が共鳴します。
(しばしば虫たちがまったく違う波動をもくれますが、それらと調和するのも課題?!)
クラス最後のシャバアサナ(仰向けに寝そべる、休息のポーズ)で見上げた空の澄んでいること!
自分の中にもこの澄んだ気を取り入れたからこそ、すべてが始まる前よりクリアに見えるようです。
ヨガでかいた汗を銭湯ですっきり流したあとは、お待ちかねの夕食。
食事前に、住職からこのお寺についてのお話などをお聞きしてから感謝の気持ちでいただきます。
夕食は、お寺の奥さまとボランティアのみなさまが心をこめて作ってくださった精進料理。
湯葉やひろうすなど、京都らしい食材を使ったやさしい味が体にしみ込みます。
しみじみと・・・おいしい!
日常の刺激に疲れた体が、本当に喜んでいる声が聞こえてきます。
食事の後は、ty先生によるリズムワークショップ。
街灯もない山中のお寺なので、周りはすっかり真っ暗。
ふだんの生活では、本当の「闇」を感じるという、本来なら当たり前のことがめったにできないわたしたち。
この闇をも心身で味わうべく、電気はつけずキャンドルの明かりの中で行いました。
ty先生のお話は、まるでキャンドルの灯火のように、わたしたちの心に自然に、温かくふぅーっと入ってきました。
そして、ワークショップの後は(・・・って、「まだあるの?!」って感じですが(笑)、はい、このリトリート、本当に盛りだくさんなのです^^;)サイレントウォーク&月光浴。
マットを持って、いざ出発。
京都方面、奈良方面、大阪方面、滋賀方面まで360度、びわ湖まですべて見渡せる山頂まで瞑想しながら歩いていきました。
この日の月は・・・人影がはっきりと地面に映るほどの明るさ。
「月ってこんなに明るかったんだ!」
ヨガでよく言われる「陰と陽」ですが、陰の代表月のパワーを知識ではなく自分の五感ではっきりと感じた一日の終わりでした。
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