リトリートもあっという間に最終日。
2日間でだいぶ浄化された心身。同じ空気や景色も違ったものに感じられ始めます。
最終日。
一日のはじまりは、noriko先生の提案で朝日が昇る方角の広場に日の出前に集合。
目を瞑って座り、一秒ごとにじわじわと力を増す太陽のエネルギーを、体の細胞ひとつひとつで感じます。
日が昇ると、noriko先生のリードで太陽礼拝(太陽への礼拝を表現した連続したポーズ)を行います。
ヨガスタジオで昼間に行う「太陽礼拝」は、連続したポーズのまとまりを指すように感じてしまいますが、本当の太陽、日の出に向かって行う太陽礼拝は、まさに「礼拝」そのもの。
「ああ、これがヨガなんだ」
と、ストンと心に入ってきました。
そして朝食。
日常の中では、お腹が減ったらおやつを食べる、コンビニに寄る、仕事で忙しくて夜中に食べる・・・といった食生活になりがち。
でもここでは、決まった時間に、用意していただいたものをありがたくいただきます。
だから、シンプルなお粥とお漬物が、こんなにおいしい。
でもきっとそれって、昔は当たり前だったこと。
でも、ふだんのわたしたちは、すっかり忘れているのですね。
朝食の後は、リトリート最後のエンディングパーティのプラサード(祭壇への捧げ物)にするスイーツをみんなで手作り。
noriko先生から手順を教わり、手分けして作業開始♪
そうそう、お料理だってもちろん屋外。
ここには、排気ガスも騒音も、危なっかしい車も何もないんですから。
みんなで手を動かしてなにか作るって、シンプルに楽しい!
ピースフルな空気に満ちてます。
ココナッツボールと、抹茶レーズンボールの出来上がり♪
(いちいちしつこいですが、もちろんおぶぶの抹茶使用。笑)
おいしそう~だけど、プラサードなので、いただくのはおあずけおあずけ。
いよいよリトリート最後のnoriko先生のクラス。
みんなの気が、初日とは違う、スッとまっすぐ一本通ったものになっているように感じます。
ty先生のリズムは、この3日間、いつもともにあり、今回のリトリートのテーマのひとつである「自己の解放」 へとわたしたちをいざなってくださいました。
だからこそ、普段自宅やスタジオでするのと同じポーズを取っていても、深さがまったく違うのですね。
ペアワークでは、人と共にある、ということを実感。
初日だったらちょっと緊張したかもしれないけど、3日目でみんなすっかり打ち解けていて、とにかく楽しい。
2人でポーズが決まると、ひとりひとりすごく気持ちよくて、見た目も美しいんですね。
2人、3人でのダウンドッグ(下向きの犬のポーズ)。
ひとりでこのポーズをしてもなかなか伸びない腰が、ぐぐーっと気持ちよく伸びる!
スタジオで先生にアジャスト(ポーズの補助)してもらうのはもちろん気持ちいいけど、その場合は「する側」「される側」がある。
でも、一緒にポーズを取りながら、自分も気持ちよく、人の助けになるっていうこともできるんですね。
3日間のリトリートも、ついに最後のイベント、エンディングパーティです。
ty先生、noriko先生のお話を聞き、全員が感想を話しました。
話し始めて、急に涙があふれて
「今の今まで、泣くなんて思ってもいなかったんですけど・・・」と、自分でも驚きながら、お話される方も。
ひとりひとり感じたことは違うけれど、それぞれここに導かれた理由があったのだなぁと、そして3日間を通して自分にとって必要な気づきや学びを得られたのだなぁと、感じました。
最後は、インドで定期的にヨガの修行をされているnoriko先生の主導で、アラティという火の儀式。
みんなが見守る中、ひとりひとり感謝をこめて祈りました。
金胎寺のみなさん、この自然、先生と仲間・・・みんなありがとう!
また会いましょう!
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