こんにちは!
おぶぶインターン生のアレックスです!
このインタビューは、「和束の人々」というシリーズで掲載されます!
日本と海外の読者が少しずつ和束を知ってくれると嬉しいです☺️
2人目にインタビューした方は、和束町町長の堀忠雄氏です。
800年以上お茶の歴史を持つ町として、和束町は特別な場所だと言えます。
この町の将来を明るくしていらっしゃる町長さんもいるのもその一つだと思います。
今回は、和束町長の堀忠雄さんとお話ししてきました。
堀町長はおぶぶをよくご存知で、ご自身のお茶の知識を含める哲学のお話をしていただきました。
このインタビューは京都おぶぶ茶苑副代表の松本靖治氏のおかげでできました。
ーご出身はどちらですか?
和束町です。門前ですから、役場に来る時におぶぶの前をいつも通っています。
ー和束町の魅力は何だと思いますか?
和束町の魅力はこの四季がある自然環境ですね。だから、和束町はティートピア、ユートピアではなくてティートピアだと言えます。そういう感じの魅力があります。
今のコロナのテーマについて、もう少し深く掘り下げて話をすると、皆は生まれた時から免疫力持っているんですね。昔は皆が菌というものを持っていたんですが、今は全部が無菌状態になっています。でも、人間というのは自然的な存在なので、この社会現象は健康的だとは言えないんです。免疫力は土や自然から出来ています。人は美味しいものや口に合うものばかり食べたら、それは健康的ではありません。美味しいものと便利なものばかり食べることは健康的ではないんです。自然には不便さや嫌なものもありますが、それも大事にしないとならないんです。いつも両側があります。便利と不便、都会と田舎、プラスとマイナス…人間は全部頭や本で考えると自然の大事さを忘れていくと思います。自然も教育力を持っていますよ。でも、プラスとマイナスと言えば同じ価値なんですよ。大事なのは選ぶことではなくて、両側を大事にして反映することです。
和束町の魅力と言えば、やっぱりこの自然の中で自然的な存在として生きていけること思います。健康的な生き方です。そのために、協働が必要なんです。それは町づくりの原則です。だから茶源郷、ティートピアですね。
和束町の茶畑に行ったことがあるなら、自然を満喫したはずでますね。自然は厳しく難しいです。山なりの茶畑を見ると、霧の発生や寒暖の差がありますね。険しいところがありますから、機械がこの作業できません。でも、お茶のコースが深くなりますね。だから、味が特に美味しいです。それから、和束茶ができています。
ー「女性の視点を重視し、住民と協働でまちづくりを完成させたい」と町長さんの他のインタビューの記事でお話しされていましたが、どのように協働でまちづくりをすれば女性の視点を重視出来ますか?
男女が協働していくことが大事ですね。と言っても、田舎に力仕事がありますから、男性の声の方が耳に優先的入るんですね。社会もそうなんですね。でも、男女が共に協力し合える町づくりをしていこうと思ったら、女性の声を聞かないといけないですね。女性が魅力を感じる町の発展は大事です。
ー今まさに、日本の国境が開いていきますが、和束町はどのように海外との関係を作りたいですか?また、観光についてどのような展望をお持ちですか?
やはり、交流ですね。和束町の人口は今ここに住んでいる人たちだけではないんです。「関係人口」も大事なんです。短期間であっても、この和束町に来たら大事な住民ですよ。そうやって、和束町は田舎町でありながら、この町に関係を持つ色々な方々いるんですね。
大事なのは人間性の共有ですね。各地は良いところや悪いところを持っています。でも、この違う場所同士がこの両面を受け入れ、それで皆が反映する方がいいじゃないですか。「これがいい」とか「これが悪い」ということではなくて、いろいろなものが同時に共存することが大切です。
昔は人類がたくさん子供を産まないと残っていかなかったが、文明が発達してから子供の数が少なくなっています。だから、皆助け合おうとするのが大事です。もちろん、いろんな地域には別の文化や危害があるのですが、これを認めて一緒に楽しい人生を生きていて交流しなきゃならないのです。交流があったら地域が発展できます。
ー日本も和束町も高齢化現象が進んでいます。高齢化は和束町の地方政治にどのような影響を及ぼすでしょうか?また、解決策はありますか?
この高齢化というのは昔より年齢が上がったことでしょうか。でも、活躍しているでしょう。だから、高齢化という概念を名付けるのは意味がないと思います。私は今78歳ですよ。全てのここに住む人が幸せな地域づくりをしたいなと思います。運転できる人は運転できる人だけでいいんです。危なくなれば、運転早く辞めたらいいんだけどね。健康な人は健康、老いも若きも健康。。だから、皆さんは自分のできる活躍して、一緒に助け合おうなと思います。
和束町のお茶の仕事をやってはる人の中に60か70歳の人多いでしょ。若いといいんですけどね。でも、和束町に住んでいる両親の子供が木津川市や奈良市に引っ越して自室に住むことが多いです。だから、お茶の農家さんの年齢が上がっていますが、まだ活躍できるんですね。
もちろん、高齢者に優しい町づくりもしたいんです。でも、若い人にも生きやすい町を作りたいです。一番大事なのはできる限り活躍しつつ、一緒にいい場所を作ることです。
ー一番好きなお茶は何ですか?
ほうじ茶です。今、日本人はだいたい4月や5月できたお茶の香りが欲しがっています。だから新茶が高いです。いい香りだから、健康的だと皆が思っていますが、美味しいものばかり食べるのが健康的じゃないです。一方、ほうじ茶はだいたい番茶です。熟れてます。昔は日本人はお茶を茶壺に入れて夏を過ごしてお正月から飲みました。熟成したお茶は体にいいのです。熟成や発酵させたものを飲んだり食べたりするのが体にいいのです。
だから、1日1万歩歩きながら、ほうじ茶や番茶飲みます、健康的だし、美味しい。市場が決めた効果なお茶も美味しいですが、自分で美味しいと思うお茶を見つけなければならないです。かぶせ煎茶は美味しいですが、番茶も美味しいですよ。
ー和束町の未来について、どのように思いますか?
和束町は京都と奈良の真ん中にある町として、歴史が深いんですが、山道のトンネルができたら、和束は周りの都会との繋がりがもっと深くなります。宇治と直接繋がる予定があります。だから、和束の未来はこの辺と交流しながら、田舎の良さを発揮することだと思います。今までもこれから先も山なりのお茶ですね。
ー日本と世界の読者に伝えたいことがあるでしょうか?
世界のそれぞれな文化や歴史を大事にしながら、皆がお互いに発展することを望みます。いろんな文化があって、良いと悪いという分類が関係ありません。皆が一緒に理解できれば、一緒に幸せになれるでしょう。それは文化交流ですね。
戦争は人の命が亡くなることです。この犠牲者は二度と生きられないのです。広島と長崎の原爆と今のウクライナもそうです。二度と起こさないように交流は必要なんです。これからは、戦争は過去のものにしたいです、皆が被害者なんですから。勝てるわけないのです、皆が被害者です。
だから、和束町と他の地域の交流を広げたいと思います。
by デゥボボイ・アレックス #135
原文の英語版はこちらから!
和束町のHPはこちら!
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